
平和町の家
南側に公園があるおかげで、日あたり・風通し・視界の抜けのどれもが抜群によい敷地は、「開放感のあるリビングでソファに座ってくつろぎたい」というオーナーの希望にかなう土地でした。この敷地ならではの“開放感”を存分に味わえるように、南に向いた大きな窓、窓の外には軒のかかった縁側、そして大きな吹抜けを。ソファを置いても窮屈にならないリビングと、建具で仕切れる畳スペースを確保できるように、キッチンカウンターをダイニングテーブルとして使うことでスペースを効率的にまとめました。アイランド型のキッチンは行き止まりがなく、調理・配膳から後片付けまで家族みんなでできて使い勝手も◎。
洗面・脱衣・浴室の水廻りを寝室・クローゼットと一緒に2階に配置したことで、2階はよりプライベートな家族だけの場所になりました。吹抜けまわりのキャットウォークには、寝室との間仕切りを兼ねた書棚を造作して、ちょっと一息、一人になれるスペースを。
小さな家にあえてつくった大きな吹抜けを介して、冬は床下エアコンの暖房が、夏は2階ホールのエアコン冷房が、家全体を快適にしてくれています。